京セラが長崎県諫早市小栗地区の南諫早産業団地で2026年度の稼働を目指している第1工場の地鎮祭が28日、現地であった。産業や暮らしを多方面で支える先端半導体関連部品の旺盛な需要を背景に生産体制強化を図る。本県への生産拠点開設はグループ全体で初めて。将来的には地元雇用を中心に千人規模の配置を想定している。
同社の国内生産拠点は15カ所目で、05年度に稼働した「京都綾部工場」以来、約20年ぶり。取得した同団地の約15万平方メートルを「長崎諫早工場」として整備し、最終的に計4棟を建設する予定。投資額は28年3月までに約680億円を見込む。その後も段階的に増強し、年間生産額は30年度以降、250億円を計画している。
9月に着工する第1工場は鉄骨6階建て延べ約8万800平方メートル。工場単体としては同社国内工場で最大規模となる。当面は主に、半導体製造装置用「ファインセラミック部品」や、半導体チップを衝撃やほこりなどから保護する「半導体パッケージ」などを生産する。半導体の高性能化に伴い、それを製造する装置の部品にも高い性能が求められており、樹脂などの従来部品から耐プラズマ性に優れた高精密なファインセラミック部品への置き換えが進んでいる。
地鎮祭には谷本秀夫社長のほか、立地協定を結んだ県、諫早市から大石賢吾知事、大久保潔重市長も出席。長崎市出身の谷本社長は、本県進出について「一つの大きな(生産)拠点にしたい」と述べた。
同社の国内生産拠点は15カ所目で、05年度に稼働した「京都綾部工場」以来、約20年ぶり。取得した同団地の約15万平方メートルを「長崎諫早工場」として整備し、最終的に計4棟を建設する予定。投資額は28年3月までに約680億円を見込む。その後も段階的に増強し、年間生産額は30年度以降、250億円を計画している。
9月に着工する第1工場は鉄骨6階建て延べ約8万800平方メートル。工場単体としては同社国内工場で最大規模となる。当面は主に、半導体製造装置用「ファインセラミック部品」や、半導体チップを衝撃やほこりなどから保護する「半導体パッケージ」などを生産する。半導体の高性能化に伴い、それを製造する装置の部品にも高い性能が求められており、樹脂などの従来部品から耐プラズマ性に優れた高精密なファインセラミック部品への置き換えが進んでいる。
地鎮祭には谷本秀夫社長のほか、立地協定を結んだ県、諫早市から大石賢吾知事、大久保潔重市長も出席。長崎市出身の谷本社長は、本県進出について「一つの大きな(生産)拠点にしたい」と述べた。