【ウィーン共同】オーストリアの中道右派、国民党など3党は27日、連立協議が合意に達したと発表した。反移民で「極右」と称される第1党の自由党を除いた形で協議を続けていた。昨年9月の総選挙以降、新政権が発足しない異例の事態が収束。3月上旬にも新政権発足の見通しで、首相には第2党である国民党のシュトッカー党首が就任する予定。
他の2党は、中道左派の社会民主党とリベラル政党のNEOS。シュトッカー氏は27日の記者会見で「史上最も困難な交渉が終わった。オーストリアのために正しいことをする」と述べ、移民規制強化などに取り組む方針を示した。