三重バス事故、運転手は病死 直前発症か、県警司法解剖

共同通信 2025/03/24 [20:16] 公開

三重県御浜町の国道42号で、道路脇の防風林に突っ込んだ大型バス=23日

三重県御浜町の国道42号で、道路脇の防風林に突っ込んだ大型バス=23日

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 三重県御浜町で大型夜行バスが国道脇の防風林に突っ込み、男性運転手(57)が死亡、乗客21人が負傷した事故で、紀宝署は24日、司法解剖の結果、運転手は病死だったと明らかにした。心臓の病気だといい、事故直前に発症し、ハンドル操作を誤った可能性がある。

 県警は同日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、同社のさいたま市大宮区にある営業所を家宅捜索し、運行日誌や運転手の健康に関する資料などを押収した。分析し事故の詳しい経緯などを調べる。

 県警によると、バスを運行していた西武観光バス(埼玉県所沢市)は、運転手の健康診断の際、心疾患などの異常は確認されなかったと説明しているという。