大阪で維新の現職首長初敗北 箕面、無所属元府議が破る

2024/08/25 [23:27] 公開

6月、大阪府箕面市で記者会見する上島一彦氏

6月、大阪府箕面市で記者会見する上島一彦氏

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 任期満了に伴う大阪府箕面市長選が25日投開票され、無所属新人の元府議原田亮氏(38)が、政治団体・大阪維新の会の現職上島一彦氏(66)、無所属新人の元府職員小林友子氏(76)=共産推薦=を破り、初当選を果たした。維新所属の現職首長が敗れるのは初めて。

 投票率は49・98%で、前回選を0・64ポイント上回った。

 維新は代表の吉村洋文知事が応援に入ったが、及ばなかった。府内では新人を擁立した4月の大東市長選に続く敗北となる。

 原田氏は元自民党府議。選挙戦では「子育て・教育世界一」を掲げた。

 上島氏は大阪・関西万博を巡り、市議会で「万博行くなよ」と共産市議にやじを飛ばし、撤回に追い込まれた。