自民総裁選 長崎県選出議員3人が林氏の推薦人 1人は高市氏支持

2024/09/13 [10:15] 公開

12日告示された自民党総裁選で、同党の本県選出国会議員4人のうち岸田派に所属した金子容三衆院議員(長崎4区)、古賀友一郎、山本啓介両参院議員の3人は、同じ派閥で行動を共にしてきた林芳正官房長官の推薦人に名を連ねた。一方、安倍派に所属した加藤竜祥衆院議員(長崎2区)は長崎新聞の取材に、高市早苗経済安全保障担当相を支持する考えを示した。
 林氏は出陣式を開いて結束を確認。1期目の金子、山本両氏といった若手議員らが林氏と一緒に正面に立ち、ガンバローコールで気勢を上げた。山本氏は「若手や地方の声にもじっくりと耳を傾けて行動する政治家。総合力が高い」、金子氏は「十分過ぎるほどの経験と実績がある」と林氏を評価。古賀氏も「オールマイティーで、与野党を通じて人望も厚い」と支援する理由を語った。
 高市氏を応援する加藤氏は、前回の総裁選で安倍晋三元首相が推していた経緯に触れ、「しっかりとした国家観や歴史観がある。国際情勢が緊迫する中、わが国の立場を貫ける方」と話した。
 総裁選は国会議員投票のほか、各都道府県の党員投票も結果を左右する。自民県連によると、投票権がある県内の党員・党友は2万3785人で、すでに投票用紙を発送した。開票作業は県連で27日午前から始め、党本部が全国の集計結果を発表する。