雲仙市の国見高(山口朋之校長)は28日、サッカー部3年の中島大嘉(たいか)(18)が、2021年シーズンからJ1北海道コンサドーレ札幌に加入することが内定したと発表した。9月1日に同校で記者会見を開く。
大阪府生まれ。両親は雲仙市国見町出身で、父と伯父は同校サッカー部OB。中学まで大阪のクラブチームに所属していたが、現在指導を受けている木藤健太監督が父の同級生だった縁もあり、両親の故郷でプレーする道を選んだ。
身長188センチ、体重77キロ。長身に加え、50メートルを6秒フラットで走る快速と足元の技術も併せ持つ大型ストライカーの下には、Jクラブから複数のオファーがあった。
入団に際して「スピードと高さは絶対に負けないと思っている。長所の使い方を札幌で学び、世界を圧倒できる武器にする。最終目標はバロンドール」とコメント。木藤監督は「お世話になった方々の気持ちや、国見高サッカー部の責任を胸に、サポーターに愛される選手になってほしい」とエールを送っている。
同校サッカー部は1967年創部。現在の部員数94人。全国高校選手権優勝6回、インターハイ優勝5回などの実績を残し、日本代表選手を数多く輩出した名門校として知られる。昨年は全国高校選手権県大会準優勝、県高総体8強。