任期満了に伴う五島市長選が23日、告示された。3期目を目指す現職の野口市太郎氏(64)=無所属、自民・公明推薦=と、新人で自営業の中西大輔氏(31)=無所属、立民推薦=が立候補し、一騎打ちとなった。一部地域を除き30日に投開票される。
野口候補は三尾野1丁目の選挙事務所前で出陣式。「五島市はコロナで危機的状況。市民の力を結集してコロナから復活し、人口減に挑み、明るい未来を築く役割を私に託してほしい」と支持を訴えた。
中西候補は小泊町の大浜公園で支持者らを前に第一声。「五島にはまだまだ眠った魅力があるが、今の政治は住民の声を聞いていない。若い力で五島をもっとよくしていきたい」と声を張り上げた。
投票は、久賀島と奈留島の計6カ所が29日午前7時~午後6時、福江島の47カ所が30日午前7時~午後6時に行われる。30日午後8時から三尾野町の市中央公園市民体育館で開票する。
有権者数は3万1637人(男1万4825、女1万6812)=22日現在、市選管調べ=。