ICAN受賞のノーベル平和賞メダル展示 原爆資料館にレプリカ

2020/08/09 [15:30] 公開

ノーベル平和賞のメダルと賞状のレプリカを紹介するピースボートの川崎共同代表=長崎原爆資料館

ノーベル平和賞のメダルと賞状のレプリカを紹介するピースボートの川崎共同代表=長崎原爆資料館

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 非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)が受賞したノーベル平和賞のメダルと賞状の公式レプリカの展示が8日、長崎市平野町の長崎原爆資料館で始まった。22日まで。
 ICANは2017年7月に国連で採択された核兵器禁止条約の成立に大きく貢献したとして同年、ノーベル平和賞を受賞した。
 展示しているのはICANの日本の運営団体であるピースボート(東京)に贈られたレプリカ。ICANと同賞の授賞式関連のパネルも展示している。
 核兵器禁止条約は現在、43カ国・地域が批准している。ピースボートの川崎哲共同代表(51)は条約について「50カ国の批准で発効する。年内の発効もあり得る」と可能性を示唆。メダルについて「被爆75年の節目に多くの人に見てほしい」と語った。