九州文化学園 10年連続 初戦突破

2020/07/21 [10:23] 公開

【2回戦、諫早-九州文化学園】4回裏九州文化学園無死一、二塁、羽鶴が右中間に適時二塁打を放つ=佐世保市総合グラウンド野球場

【2回戦、諫早-九州文化学園】4回裏九州文化学園無死一、二塁、羽鶴が右中間に適時二塁打を放つ=佐世保市総合グラウンド野球場

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 九州文化学園が諫早に競り勝って10年連続で夏の初戦を突破。2009年の創部当初から指揮を執る古賀監督は「序盤は選手が硬かったが、しっかり勝てて良かった」と笑った。
 三回までに三つの併殺で先制機を逃すなど、指揮官の言葉通りに流れをつかみ損ねた。だが、1点を許した四回に主砲の羽鶴が奮起。先発で踏ん張っていた背番号11の杉山を「助けてやろう」と、無死一、二塁から右中間へ同点の二塁打を放った。これで勢いづいて勝ち越すと、五回にも羽鶴の犠飛などで加点。1点差に迫られた七回途中からは主将でエースの右腕金子が登板し、一人の走者も許さずに締めた。
 夏の過去最高成績である4強以上へ、3回戦は島原と対戦。金子は「1点差のゲームを勝ち切れたことは大きい」と振り返った上で「残塁が多かったので好機で一本を出して、序盤からいい展開に持ち込みたい」と気を引き締め直し、羽鶴も「次は先制点を取る」と意気込んでいた。