県陸上選手権 女子やり投げ・寺田(諫早高) 高校日本一狙える好投

2020/07/20 [14:06] 公開

【女子やり投げ決勝】53メートル68の好記録で優勝した寺田(諫早高)=トランスコスモススタジアム長崎

【女子やり投げ決勝】53メートル68の好記録で優勝した寺田(諫早高)=トランスコスモススタジアム長崎

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 陸上の県選手権最終日は19日、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で男女計12種目と女子七種競技の後半が行われた。
 コロナ禍によるインターハイ中止を受けて、日本陸連が設けた「全国高校リモート選手権」の指定大会。競技結果を得点化してランキングをつける。女子やり投げは寺田奈津美(諫早高)が53メートル68の好記録でV2を飾った。

 女子やり投げは今季の高校ランキングでトップの寺田(諫早高)が、自己ベストの53メートル68で快勝。昨夏のインターハイ優勝記録を上回る好投に「県記録の55メートル48超えを狙っていたからちょっと悔しいけれど、いい感覚はつかめた」と笑顔を見せた。
 野球の投手から、高校でやり投げに転向。2年生だった昨年、茨城国体で3位入賞、U18日本選手権で優勝を果たしてきた。夏、秋の日本一が見えていた今季は、コロナ禍で各種大会が中止になったが「大学や、もっと上のレベルで戦うんだから」と自らに言い聞かせ、前を向いて自主トレに励んできた。
 迎えた今季の初戦。課題の体幹や腹筋を鍛え、より力が込めやすい投げ方に改良した成果を確認できた。鳥巣監督が「それでも、まだ伸びしろがある」と評する18歳は「高校日本一はもちろんだけれど、最終的には56メートル台を投げたい」とさらなる高みを見据えていた。