【北京共同】中国国家安全省は14日、中国の著名な映画監督、張芸謀(チャン・イーモウ)氏が同省指導の下、初めて「現代の国家安全」をテーマにした映画を製作すると明らかにした。国民の国家安全への意識を高めるのが狙い。習近平指導部が定める「国家安全教育日」を15日に迎えるのを前に発表した。
タイトルは「啓蟄無声」。国家機密情報が外部に漏れて安全当局のチームが捜査に乗り出すが、何度も妨害に遭い、疑いの矛先がチームの内部に向けられていく。
国家安全を重視する習指導部は2014年に反スパイ法を制定、23年に同法を改正。日本人を含む外国人をスパイ容疑で次々と摘発した。