「幸せの黄色いチューバ」全国を旅する演奏家 園児に音色をプレゼント 長崎

2024/09/13 [12:12] 公開

約1メートルある大きなチューバを抱え、子どもたちに音を聞かせる本橋さん(左)=長崎市、長崎女子短大付属幼稚園

約1メートルある大きなチューバを抱え、子どもたちに音を聞かせる本橋さん(左)=長崎市、長崎女子短大付属幼稚園

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高さ約1メートルの「幸せの黄色いチューバ」を相棒に全国を旅する演奏家の本橋隼人さん(42)が9日、長崎女子短大付属幼稚園(長崎市弥生町、大原万里亜園長)を訪れ、園児ら約100人に音楽をプレゼントした。
 ソロでは音色を聞く機会が少ないチューバの魅力を広めようと、本橋さんは2023年1月から、47都道府県の山の頂上で演奏する旅を続け、本県は41番目。長崎を訪れるのは初めてという本橋さんは8日、同市岩屋山で約15人の観客を前に即興ライブを開いた。
 9日は低音を生かした童謡の「ぞうさん」の他、ディズニー映画の音楽や同園の園歌など8曲を披露した。子どもたちは一緒に口ずさんだり体を揺らしたりして、重厚感のある音色を楽しんだ。
 髙野智歳ちゃん(6)は「ピアノは弾けるけど、音が全然違った」と笑顔。本橋さんは「この重低音は生演奏でないと味わえない。リラックス効果は体にもいいので、たくさんの人をチューバの音色で笑顔にできたら」と話した。