19日は二十四節気の一つ「穀雨」。穀物を潤す恵みの雨が降る時期とされる。
長崎市坂本2丁目の山王神社(舩本勝之助宮司)には、被爆クスノキの近くに藤棚(縦4.5メートル、横6メートル)がある。2本のフジは満開で、鈴なりに花を咲かせる。ハチは蜜を求めて飛び交い、風が甘い香りを運ぶ。
同市川口町の会社員、上野泰弘さん(40)は「花は紫と白がきれいで、爽やかな香り。すがすがしい気持ちになった」と話した。
長崎地方気象台によると、向こう1週間は期間の始めは雨の降る日があるが、その後は高気圧に覆われて晴れる。最高気温は平年並みか低くなる見込みという。
甘い香りふわり 4月19日「穀雨」
長崎新聞 2020/04/19 [00:01] 公開