島原道路22日供用開始 諫早-小船越、長崎自動車道と直結

2020/03/21 [00:26] 公開

長崎自動車道諫早インターチェンジ(左上)と直結する一般県道諫早外環状線(県提供)

長崎自動車道諫早インターチェンジ(左上)と直結する一般県道諫早外環状線(県提供)

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 地域高規格道路「島原道路」(長崎県諫早市-南島原市深江町約50キロ)の一部となる一般県道諫早外環状線の諫早インターチェンジ(IC)工区の小船越IC-諫早IC(延長1.6キロ)が完成した。22日午後3時から供用開始される。長崎自動車道諫早ICと島原道路が一般道を使わずに直結する。

 諫早IC工区は県が2011年度から事業着手。このうち、栗面IC-小船越IC(同2.7キロ)は18年3月に供用開始し、今回の諫早IC-小船越IC完成に伴い、全線開通する。片側1車線の自動車専用道路で、諫早IC-栗面ICを通行した場合、一般道より約4分、短縮される。
 諫早IC工区全体の総事業費は約264億円。このうち、諫早IC-小船越ICの総事業費は約118億円。県県央振興局は「国道34号、57号の渋滞緩和をはじめ、高速道との直結で島原方面や長崎空港、県北などへのアクセス向上が期待される」としている。
 島原道路は今回を含め19キロが完成。残り31キロのうち、諫早市の栗面-長野工区や森山拡幅など19キロが用地取得や工事を実施中。
 県は新型コロナウイルス感染抑止対策の一環で、来賓を招いた開通式典は中止したが、22日の供用開始時刻に大型横断幕の設置やバルーンリリースなどで開通を祝う。