昨年10月から今年1月にかけてフランス・パリで開かれた日本茶コンクール「ジャパニーズ・ティー・セレクション・パリ」で、東彼東彼杵町の製茶問屋「西海園」(二瀬浩志社長)のそのぎ茶3点がそれぞれ金賞、銀賞、銅賞に選ばれた。
コンクールは、輸出入を支援するユーロ・ジャパン・クロッシングが日本茶市場拡大を目的に開き、3回目。▽煎茶▽玉緑茶▽玉露・抹茶▽その他-の4部門で計129点が出品された。現地の日本茶愛好家や一般消費者、料理人やバイヤーらが審査した。
西海園は、今回新設された玉緑茶部門に初めて出品。「そのぎ茶玉緑翠」が金賞、「そのぎ茶玉翠」が銀賞に入った。ほうじ茶や玄米茶、紅茶などのその他部門でも「勾玉棒ほうじ茶」が銅賞に選ばれた。
二瀬社長が5日、同町役場を訪れ、岡田伊一郎町長に受賞を報告。「生産者の努力でそのぎ茶のブランド力が高まっている。私たち商人が世界にPRしていきたい」と語った。受賞した3点をセットにしたパッケージ(4320円)を同社店頭やホームページで限定販売している。問い合わせは同社(電0957.46.0072)。