対馬市長選 候補者に聞く 荒巻靖彦氏

2020/02/25 [10:02] 公開

荒巻靖彦氏

荒巻靖彦氏

大きい写真を見る

◎荒巻靖彦(あらまき・やすひこ)氏(55)=無所属・新=/観光に頼らない島を

 ■質問

(1)立候補の動機
(2)重点施策
(3)島内の人口減対策、経済活性化策
(4)選挙の争点
(5)座右の銘

 (1)在日特権を許さない市民の会(在特会)や、日本第一党の活動をしてきた中、韓国との関係で経済が左右される対馬の現状を憂いてきた。国内客も含めて観光は水物で、浮き沈みが激しい。観光業に頼らない安定した経済政策を進めていこうと、一念発起して大阪から出馬した。

 (2)高レベル放射性廃棄物の地層処分施設の誘致と、電源3法交付金による経済の立て直し。建設まで約20年とされているが、文献・概要調査の6年だけでも国から最大計90億円の交付金を県などと受けることができる。地層処理は100年の大計。誘致できれば対馬は日本の誇りの島となる。

 (3)電源3法交付金によって漁業者の重油代を半額にするなど、農林水産業への補助を行う。これで生活できるようになれば自然と後継ぎができ、人口が減ることもない。また、地層処理施設の警備などのため自衛隊が駐屯すれば、家族も含めて人口が増えるだろう。

 (4)外国の観光客に頼らない、自立した日本独自の島づくりをしていくかどうか。これまでは韓国人観光客に頼った経済が進められてきたが、韓国がくしゃみをしたら対馬が風邪をひくような観光政策がそもそもいけないと考えている。

 (5)幕末に松下村塾を開いた吉田松陰の言葉「狂愚(きょうぐ)」。「狂」は周りに左右されず突き進み、「愚」はいくら批判されてもやめないことを表している。吉田松陰は、言ったことを行動に移している。その点を尊敬している。

 


関連記事