第19回南島原市セミナリヨ現代版画展(実行委主催、長崎新聞社など後援)が22日、長崎県南島原市有家町のありえコレジヨホールで開幕した。個性豊かな入賞・入選作品など981点を展示している。入場無料。3月1日まで。
16世紀に日本初の銅版画が現在の有家町で制作された歴史にちなみ毎年開催。
県内外から4部門(小学生、中学生、一般、グループ)に過去最多の1万6977点の応募があった。
22日は表彰式があり、最高賞のセミナリヨ大賞に選ばれた鹿児島県指宿市立利永小1年の西元仁菜さん(小学生の部)、福岡県水巻町立水巻中2年の田中望愛(のあ)さん(中学生の部)、群馬県の加藤昭次さん(一般の部)らに賞状が贈られた。
田中さん(13)は両親と出席。「まさか受賞できるとは。題は『園』。ブドウ畑に連なる果実を油性ペンで描いて印刷した。ブドウの葉脈や陰影、深みをうまく表現できた」と笑顔で話した。
巡回展が雲仙ビードロ美術館(雲仙市、3月10~23日)と県美術館(長崎市、4月16~19日)で開かれる。
田中さん(福岡)ら3人大賞 セミナリヨ現代版画展
2020/02/23 [00:00] 公開