第156回九州地区高校野球県大会最終日は6日、長崎市の県営ビッグNスタジアムで決勝と3位決定戦が行われ、決勝は海星が創成館に8-1で快勝し、2季連続34度目の優勝を飾った。3位決定戦は長崎商が大村工に6-5で競り勝ち、8季ぶり17度目の九州大会(19~24日・長崎、諫早)出場を決めた。
決勝は海星が2-1の六回、小川直、右田、川口、上甲の4連打などで一挙5点を奪ってリードを広げた。先発山中は五回まで2安打1失点の好投。継投した3投手も得点を許さなかった。創成館は二回に1点を返したが、三回以降は海星の投手陣に抑えられた。
3位決定戦は長崎商が2-3の六回、永田の2点ランニング本塁打などで4点を奪い、6-3と逆転に成功。大村工も九回に3本の長短打を集めて2点を返したが、1点差で敗れた。
九州大会は地元枠を含めて、海星、創成館、長崎商と3月の選抜大会に出場した壱岐の県勢4校が出場。組み合わせ抽選会は11日に行われる。
◎エース頼らず投手陣成長
昨秋の県大会王者海星が、エース陣内を一度もマウンドに送らずに2季連続優勝。決勝は4人の継投で創成館に4安打1点しか許さなかった。加藤監督は「安定感があった。攻撃面で課題もあったけれど、投手陣を含めて守れているのがよかったかな」と納得の表情を浮かべた。
昨年10月の県大会で陣内が右肩を負傷。続く秋の九州大会は、その影響もあって初戦で敗れた。「1人に頼るだけでは勝てない。陣内はいないものとして戦う」。加藤監督は今大会、まだ本調子ではないエースの起用を封印した。
初戦の長崎日大戦から5試合すべて違う投手が先発。決勝は右横手の山中が先発を任された。最速140キロの直球にスライダーやカットボールなどを絡めて5回2安打。二回に1点を失ったものの、四回は1死二、三塁のピンチを三振と内野フライで切り抜けた。六回以降は小川悠、柿原、田端が無失点リレー。バックも無失策で支えた。
全5試合で計7人がマウンドに上がって失点はわずかに5。加藤監督は「投手陣が育ってきた。今大会の大きな収穫だった」と手応えを口にした。2年生の山中は「陣内さんのように大事な試合を任せられる投手になりたい。球速や制球がまだまだなので改善していきたい」と反省を忘れない。チーム打率4割2分9厘を記録して昨秋の県大会を制した王者が、春の大会で投手力にも磨きをかけた。
決勝は海星が2-1の六回、小川直、右田、川口、上甲の4連打などで一挙5点を奪ってリードを広げた。先発山中は五回まで2安打1失点の好投。継投した3投手も得点を許さなかった。創成館は二回に1点を返したが、三回以降は海星の投手陣に抑えられた。
3位決定戦は長崎商が2-3の六回、永田の2点ランニング本塁打などで4点を奪い、6-3と逆転に成功。大村工も九回に3本の長短打を集めて2点を返したが、1点差で敗れた。
九州大会は地元枠を含めて、海星、創成館、長崎商と3月の選抜大会に出場した壱岐の県勢4校が出場。組み合わせ抽選会は11日に行われる。
◎エース頼らず投手陣成長
昨秋の県大会王者海星が、エース陣内を一度もマウンドに送らずに2季連続優勝。決勝は4人の継投で創成館に4安打1点しか許さなかった。加藤監督は「安定感があった。攻撃面で課題もあったけれど、投手陣を含めて守れているのがよかったかな」と納得の表情を浮かべた。
昨年10月の県大会で陣内が右肩を負傷。続く秋の九州大会は、その影響もあって初戦で敗れた。「1人に頼るだけでは勝てない。陣内はいないものとして戦う」。加藤監督は今大会、まだ本調子ではないエースの起用を封印した。
初戦の長崎日大戦から5試合すべて違う投手が先発。決勝は右横手の山中が先発を任された。最速140キロの直球にスライダーやカットボールなどを絡めて5回2安打。二回に1点を失ったものの、四回は1死二、三塁のピンチを三振と内野フライで切り抜けた。六回以降は小川悠、柿原、田端が無失点リレー。バックも無失策で支えた。
全5試合で計7人がマウンドに上がって失点はわずかに5。加藤監督は「投手陣が育ってきた。今大会の大きな収穫だった」と手応えを口にした。2年生の山中は「陣内さんのように大事な試合を任せられる投手になりたい。球速や制球がまだまだなので改善していきたい」と反省を忘れない。チーム打率4割2分9厘を記録して昨秋の県大会を制した王者が、春の大会で投手力にも磨きをかけた。