長崎県島原市は予約制コミュニティバス「たしろ号」に、ガソリン車を電気自動車(EV)に改造した「コンバートEV」1台を導入した。「EVたしろ号」と命名され、出発式が1日、同市役所前であった。
たしろ号は市内の公共交通空白地帯解消を目的に、同市出身の弁護士の故田代則春氏から寄付を受け、2020年3月にガソリン車4台でスタート。島原鉄道が21年9月末で市内のバス路線を大幅廃止したことなどに伴って順次増車しており、今回の導入で8台体制になった。
コンバートEV導入は国の実証実験の一環。来年2月末まで福岡工業大などと連携して運行し、走行データを取得。今後の車両開発などに役立てられる。実験終了後も市内を運行する。
式典で古川隆三郎市長は「この車が良い成績を残せば、各地の離島半島などでも活躍するはず」と期待を述べた。式典後に試乗した同市大下町の主婦、佐藤千恵子さん(72)は「車を持っていないので、いつも通院などに使っている。車内はとても静かで快適だった」と話した。
たしろ号は市内の公共交通空白地帯解消を目的に、同市出身の弁護士の故田代則春氏から寄付を受け、2020年3月にガソリン車4台でスタート。島原鉄道が21年9月末で市内のバス路線を大幅廃止したことなどに伴って順次増車しており、今回の導入で8台体制になった。
コンバートEV導入は国の実証実験の一環。来年2月末まで福岡工業大などと連携して運行し、走行データを取得。今後の車両開発などに役立てられる。実験終了後も市内を運行する。
式典で古川隆三郎市長は「この車が良い成績を残せば、各地の離島半島などでも活躍するはず」と期待を述べた。式典後に試乗した同市大下町の主婦、佐藤千恵子さん(72)は「車を持っていないので、いつも通院などに使っている。車内はとても静かで快適だった」と話した。