日宇が2連覇! バスケット男子、女子は純心2年ぶり 長崎県中総体

長崎新聞 2024/07/24 [12:06] 公開

【バスケットボール男子決勝リーグ、緑が丘-日宇】第2クオーター3分、日宇のガード川島啓(左)がシュートを狙う=島原市、島原復興アリーナ

【バスケットボール男子決勝リーグ、緑が丘-日宇】第2クオーター3分、日宇のガード川島啓(左)がシュートを狙う=島原市、島原復興アリーナ

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長崎県中学総合体育大会最終日は23日、各地で5競技が行われ、バレーボールの男子は吾妻が決勝リーグ3戦全勝で初優勝を飾った。女子の諫早も3戦全勝で6連覇を達成した。
 バスケットボールの男子は日宇がV2。女子は純心が2月の県新人大会王者のトギツアブレイズなどを退けて、2年ぶりに県王座に返り咲いた。
 軟式野球決勝は喜々津が波佐見に6-4で下して初優勝。サッカー決勝の長崎南山-諫早は、長崎南山が1-1からのPK戦6-5で競り勝った。
 新体操団体は活水が16連覇を達成。個人は前田杏奈(友ステーションNEO)が制した。体操の女子団体総合は聖和女学院が優勝。個人総合の男子は上近琉斗(大野)、女子は開田心佳(ヒラキダ体操クラブ)がそれぞれ制した。

◎小さくても勝てる

 2年連続優勝を飾ったバスケットボール男子の日宇。緑が丘との決勝リーグ最終戦は、25点リードで始まった第4クオーターも集中を切らさず、今大会チーム最多となる1試合95得点で締めくくった。
 主将の川島啓、外角シュートが得意な濵田をはじめ、ガードポジションの先発メンバー4人で機動力のある守備を披露。相手ボールマンに対して複数人で圧力をかけ続け、パスミスを誘っては次々と速攻につなげた。司令塔役でもある川島啓は「小さくても勝てるところを見せたい」と早くも3枠の全国切符を懸けた九州大会を見据えていた。
 昨季は身長180センチ台後半のインサイド陣2人を擁していたが、今季は高さで勝負できる選手が不在。このため、チーム始動時から堅守速攻に磨きを掛けてきた。ゴール下で体を張るフォワード東は「ルーズボールなど数字に残らない部分で頑張りたい」と意欲的だった。