ラグビーの第47回全九州高校新人大会最終日は18日、福岡県宗像市のグローバルアリーナでA、Bパートの決勝と代表決定戦の計4試合が行われ、長崎県勢はAパート決勝に臨んだ長崎北陽台(長崎2位)が筑紫(福岡2位)を24-7で下して、36大会ぶり2度目の優勝を飾った。
Bパート決勝は東福岡(福岡1位)が佐賀工(佐賀1位)に40-15で快勝。長崎北(長崎1位)は代表決定戦で高鍋(宮崎1位)に15-36で敗れた。各パートの決勝に進んだ4校と代表決定戦で勝った2校の計6校は、全国高校選抜大会(3月23~31日・埼玉)に出場する。
長崎北陽台-筑紫は、筑紫が4分に先制トライ(ゴール)を決めたが、その後はFW戦で優位に立った長崎北陽台ペース。8分にプロップ田中のトライ(ゴール)で同点にすると、21分にCTB白丸のトライ(ゴール)で14-7と逆転に成功した。後半も27分に田中がトライ(ゴール)を決めて、粘る筑紫を振り切った。
高鍋-長崎北は、長崎北が0-7の前半9分から、ナンバー8橋、WTB道端のトライなどで15-7と逆転したが、以降は高鍋がFWのモールの強さを生かして4トライを積み重ねた。
◎ディフェンスの勝利 長崎北陽台
県大会2位からの快進撃だった。長崎北陽台がAパート決勝で筑紫(福岡2位)を24-7で下して、九州の頂点に駆け上がった。品川監督は「もう一つのパートの東福岡とかと対戦してないから、正直、優勝とは思っていない」と言いながらも、続けて「今大会はディフェンスが良かった。まあ、よく頑張ったかな」と結果を出した選手たちをたたえた。
ヤマは初戦の大分舞鶴(大分1位)戦だった。年末年始の全国高校大会(花園)で8強入りした大分東明を倒してきた大型チームで、外国人留学生もスタメンに2人いる。ここを51-19で快勝して勢いに乗ると、準決勝の鹿児島実(鹿児島1位)も77-7で圧倒。フランカー山口、ロック久保らを軸にしたFW陣の接点の強さ、誰もサボらずに浴びせ続けたタックルは、相手にラグビーをさせなかった。
決勝はやや硬くなったのか、簡単なミスや反則が相次ぎ、プラン通りのゲームはできなかった。それでも、許したトライはわずかに1。ナンバー8石山ら成長著しい1年生を含めて、全員が体を張り続けた。
昨年末の花園2回戦で敗れた後、今季のチームは「全国16強」を掲げて始動した。スター選手が複数いた昨季とは違い、今季は自分たちの力を過大評価せずに現実的な目標を立てた。そんな普通の選手たちが、ひた向きに戦い続けてつかんだ九州1位での選抜切符。主将の山口が言った。「今回出た反省点を修正して選抜は8強を目指したい」。自信を手にしたチームの目線が一つ上がった。
Bパート決勝は東福岡(福岡1位)が佐賀工(佐賀1位)に40-15で快勝。長崎北(長崎1位)は代表決定戦で高鍋(宮崎1位)に15-36で敗れた。各パートの決勝に進んだ4校と代表決定戦で勝った2校の計6校は、全国高校選抜大会(3月23~31日・埼玉)に出場する。
長崎北陽台-筑紫は、筑紫が4分に先制トライ(ゴール)を決めたが、その後はFW戦で優位に立った長崎北陽台ペース。8分にプロップ田中のトライ(ゴール)で同点にすると、21分にCTB白丸のトライ(ゴール)で14-7と逆転に成功した。後半も27分に田中がトライ(ゴール)を決めて、粘る筑紫を振り切った。
高鍋-長崎北は、長崎北が0-7の前半9分から、ナンバー8橋、WTB道端のトライなどで15-7と逆転したが、以降は高鍋がFWのモールの強さを生かして4トライを積み重ねた。
◎ディフェンスの勝利 長崎北陽台
県大会2位からの快進撃だった。長崎北陽台がAパート決勝で筑紫(福岡2位)を24-7で下して、九州の頂点に駆け上がった。品川監督は「もう一つのパートの東福岡とかと対戦してないから、正直、優勝とは思っていない」と言いながらも、続けて「今大会はディフェンスが良かった。まあ、よく頑張ったかな」と結果を出した選手たちをたたえた。
ヤマは初戦の大分舞鶴(大分1位)戦だった。年末年始の全国高校大会(花園)で8強入りした大分東明を倒してきた大型チームで、外国人留学生もスタメンに2人いる。ここを51-19で快勝して勢いに乗ると、準決勝の鹿児島実(鹿児島1位)も77-7で圧倒。フランカー山口、ロック久保らを軸にしたFW陣の接点の強さ、誰もサボらずに浴びせ続けたタックルは、相手にラグビーをさせなかった。
決勝はやや硬くなったのか、簡単なミスや反則が相次ぎ、プラン通りのゲームはできなかった。それでも、許したトライはわずかに1。ナンバー8石山ら成長著しい1年生を含めて、全員が体を張り続けた。
昨年末の花園2回戦で敗れた後、今季のチームは「全国16強」を掲げて始動した。スター選手が複数いた昨季とは違い、今季は自分たちの力を過大評価せずに現実的な目標を立てた。そんな普通の選手たちが、ひた向きに戦い続けてつかんだ九州1位での選抜切符。主将の山口が言った。「今回出た反省点を修正して選抜は8強を目指したい」。自信を手にしたチームの目線が一つ上がった。