長崎県内の障害者就職 1663件で過去最多 2023年度

2024/07/14 [09:37] 公開

長崎労働局は6月28日、2023年度の障害者の職業紹介状況を公表。就職件数は1663件(前年度比4%増)、新規求職申込件数は3838件(同5・8%増)でいずれも過去最多だった。就職率は43・3%で前年度比0・8ポイント減だった。
 就職件数の最多更新について、同局職業対策課は「就職意欲に加え、企業側の採用意欲の高まり、企業とハローワーク(公共職業安定所)との連携が奏功した結果ではないか」と分析している。
 障害別の就職件数は「身体」373件(同0・8%増)、「知的」308件(同1・7%増)、「精神」865件(同3・7%増)、発達障害や難治性疾患など障害者手帳を保有しない「その他」117件(同36%増)だった。
 産業別の就職件数は、医療・福祉が690件で全体の約4割を占めた。卸売業・小売業(187件)、サービス業(162件)などが続いた。