大村市民プール 28年の歴史に幕…最終日迎えセレモニー 長崎

2024/08/27 [11:14] 公開

開場前、来場者にあいさつする園田市長(左)=大村市森園町、市民プール

開場前、来場者にあいさつする園田市長(左)=大村市森園町、市民プール

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今年で閉鎖する大村市民プール(同市森園町)が26日、28年間の歴史に幕を下ろした。この日の開場前にセレモニーがあり、園田裕史市長は来場者に「最終日に花を添えていただき、本当にありがとうございます」と感謝した。
 市民プールはこれまで延べ100万人以上が利用し、大村の子どもたちの遊び場となってきた。新市庁舎の移転予定地になったことや、施設の老朽化などのため市内のプール施設を集約することになり、今年で閉鎖した。新プールは森園公園(同町)に建設予定。隣接する市環境センターの建て替えに伴い、2029年度中の整備を目指す。
 午前10時の開場前、最後の一日を楽しもうと約200人が並んだ。園田市長はあいさつで「私も家族で遊んだプール。なくなるのはとても寂しい」と心情を語った。一方、閉鎖に理解を求め「今後も市役所、新しいプールを見守ってください」と呼びかけた。