人工呼吸器やたん吸引など日常的なケアが必要な医療的ケア児の宿泊受け入れ体制を整えるため、長崎県佐世保市光町に1日、小児科診療所「かれこれ先生のこどもクリニック」が開業した。県北地域は宿泊受け入れ体制の空白地帯となっており、県央の施設などを使っていた利用者には待望の診療所。医療型短期入所施設として、支える家族の負担軽減も図っていく。
開業したのは同市の社会福祉法人宮共生会。原田良太理事長は「医療的ケアに通所から関わり、県北に宿泊をサポートする施設をつくり、状況を解消したいと思っていた。保護者ら家族は24時間365日の対応。家族の負担を軽減し、自由に使える時間をつくってほしい」と話している。
県北の医療的ケア児の宿泊受け入れは、佐世保共済病院が2021年1月にサービスを休止。以来、県内で受け入れる主要施設は長崎、諫早、大村各市に集中することになり、支える家族らから「器具やおむつなどの荷物の準備が大変で、移動の時間もかかる。不便」との声が上がっていた。
同法人は医療的ケア児・者の通所施設としての機能を持つ事業所を2012年から運営し、受け入れに向けたノウハウも十分。開業した診療所の病床は7床で、医師1人と看護職員5人を配置した。
当面、土、日曜日の1泊2日の態勢から始め、段階的に日数を増やしていく。送迎による通所施設との併用にも対応する。午前は小児科の一般診療をし、午後は医療的ケアが必要な人の健診、予防接種などの外来を受け付ける。
開業したのは同市の社会福祉法人宮共生会。原田良太理事長は「医療的ケアに通所から関わり、県北に宿泊をサポートする施設をつくり、状況を解消したいと思っていた。保護者ら家族は24時間365日の対応。家族の負担を軽減し、自由に使える時間をつくってほしい」と話している。
県北の医療的ケア児の宿泊受け入れは、佐世保共済病院が2021年1月にサービスを休止。以来、県内で受け入れる主要施設は長崎、諫早、大村各市に集中することになり、支える家族らから「器具やおむつなどの荷物の準備が大変で、移動の時間もかかる。不便」との声が上がっていた。
同法人は医療的ケア児・者の通所施設としての機能を持つ事業所を2012年から運営し、受け入れに向けたノウハウも十分。開業した診療所の病床は7床で、医師1人と看護職員5人を配置した。
当面、土、日曜日の1泊2日の態勢から始め、段階的に日数を増やしていく。送迎による通所施設との併用にも対応する。午前は小児科の一般診療をし、午後は医療的ケアが必要な人の健診、予防接種などの外来を受け付ける。