第155回九州地区高校野球県大会最終日は14日、長崎市の県営ビッグNスタジアムで決勝と3位決定戦が行われ、決勝は海星が壱岐に6-4で競り勝ち、6季ぶり33度目の優勝を飾った。
海星は0-2で迎えた五回、四死球などで塁を埋め、小林の2点適時打などで一挙4得点。七回には宮地、濱部、小林の3連打で2点を追加した。投げては五回から檜垣、山中、田端とつないで反撃を2点に抑えた。
壱岐は四回まで5安打を集中して2点をリード。六回以降も毎回得点圏に走者を進めたが、追いつけなかった。
3位決定戦は波佐見が大崎を10-0の七回コールドで下した。
海星と壱岐が出場する九州大会は26日~11月1日、大分市などで開催。4強以上に入れば、来春の選抜大会出場(4枠)が濃厚となる。組み合わせ抽選会は今月18日に行われる。
◎笑顔なき県タイトル 打線の勝負強さは披露
表彰式に臨む選手たちの表情に笑顔はなかった。序盤にリードを許し、終盤に追い上げられた試合内容は、春夏25度の甲子園出場を誇る強豪校が納得できるものではない。加藤監督は「いいところが全くない試合。何から手をつけていいのか分からない」と険しい表情を浮かべた。
初回から守備で精彩を欠いた。失策絡みで先制点を献上。いきなり壱岐に主導権を握られると、嫌なムードを断ち切れず、この日は3失策を記録した。投手陣も4人が継投したが、9四死球。終盤に2点差まで追い上げられるなど、安定感がなかった。それでも、加藤監督が「集中打が出たのは良かった」と振り返ったように、七回は1番宮地から濱部、小林が3連続の長短打でダメ押しの2点を追加。準決勝までの4試合で44得点と打ち勝ってきた勝負強さは見せることができた。
加藤監督の言う通り、まだまだ未完成のチームではあるが、昨季無冠のチームが今季最初の県タイトルをつかんだのは自信になった。さらに九州の強豪と戦える経験は、昨季逃した甲子園へのステップとなるのは間違いない。
この日、2安打3打点と活躍した小林は「九州大会では長打はなかなか出ない。もっとチームバッティングを詰めていかないといけない」、主将の濱部も「練習からコミュニケーションを取って実戦を見据えた練習をしないと上では勝てない」と先を見据える。2年ぶりの選抜出場へ。一人一人がやるべきことは分かっている。
海星は0-2で迎えた五回、四死球などで塁を埋め、小林の2点適時打などで一挙4得点。七回には宮地、濱部、小林の3連打で2点を追加した。投げては五回から檜垣、山中、田端とつないで反撃を2点に抑えた。
壱岐は四回まで5安打を集中して2点をリード。六回以降も毎回得点圏に走者を進めたが、追いつけなかった。
3位決定戦は波佐見が大崎を10-0の七回コールドで下した。
海星と壱岐が出場する九州大会は26日~11月1日、大分市などで開催。4強以上に入れば、来春の選抜大会出場(4枠)が濃厚となる。組み合わせ抽選会は今月18日に行われる。
◎笑顔なき県タイトル 打線の勝負強さは披露
表彰式に臨む選手たちの表情に笑顔はなかった。序盤にリードを許し、終盤に追い上げられた試合内容は、春夏25度の甲子園出場を誇る強豪校が納得できるものではない。加藤監督は「いいところが全くない試合。何から手をつけていいのか分からない」と険しい表情を浮かべた。
初回から守備で精彩を欠いた。失策絡みで先制点を献上。いきなり壱岐に主導権を握られると、嫌なムードを断ち切れず、この日は3失策を記録した。投手陣も4人が継投したが、9四死球。終盤に2点差まで追い上げられるなど、安定感がなかった。それでも、加藤監督が「集中打が出たのは良かった」と振り返ったように、七回は1番宮地から濱部、小林が3連続の長短打でダメ押しの2点を追加。準決勝までの4試合で44得点と打ち勝ってきた勝負強さは見せることができた。
加藤監督の言う通り、まだまだ未完成のチームではあるが、昨季無冠のチームが今季最初の県タイトルをつかんだのは自信になった。さらに九州の強豪と戦える経験は、昨季逃した甲子園へのステップとなるのは間違いない。
この日、2安打3打点と活躍した小林は「九州大会では長打はなかなか出ない。もっとチームバッティングを詰めていかないといけない」、主将の濱部も「練習からコミュニケーションを取って実戦を見据えた練習をしないと上では勝てない」と先を見据える。2年ぶりの選抜出場へ。一人一人がやるべきことは分かっている。