「点数上がれ」大凧ふわり 長崎北陽台高 伝統の「凧あげ大会」

2020/01/18 [00:02] 公開

クラスの力を結集した大凧=長与町、長崎北陽台高

クラスの力を結集した大凧=長与町、長崎北陽台高

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 県立長崎北陽台高(西田哲也校長、838人)の2年生7クラスによる「凧(はた)あげ大会」が16日、西彼長与町高田郷の同校グラウンドであり、構造やデザインに工夫を凝らした大凧(だこ)がふわり宙を舞った。
 開校当初から受け継がれる伝統行事。大凧の規定は縦と横を合わせた長さが5メートル以上で、クラスの総力を挙げ昨年12月から放課後や休みなどに製作。大学入試センター試験を目前に控えた3年生の点数が「上がるように」との願いも込めた。
 大凧は担任教諭の姿を描くなど、色鮮やかでユニークなものが勢ぞろい。生徒たちは失敗を繰り返しながらも精いっぱい走り、ふわっと浮かぶと歓声が沸き起こった。総合1位に輝いた5組の小江輝さん(17)は「事前練習で一度壊れたが、竹の厚みを調整。クラスが協力して団結力が高まった」とうれしそうに話した。