【ニューヨーク共同】トランプ米政権は19日、全米で初めて導入されたニューヨーク市の「渋滞税」が市民や小規模事業者への「大きな負担になっている」として、認可を取り消したと発表した。今後、ニューヨーク州と中止に向けた詳細を協議するという。実施主体の州の都市圏交通公社(MTA)は継続を求めて連邦地裁に提訴した。
渋滞税は渋滞解消と交通インフラ改修の財源確保を目的に、昨年11月にバイデン前政権の認可を得て今年1月に導入された。マンハッタン中心部に乗り入れる乗用車から日中9ドル(約1360円)を徴収する。
トランプ大統領は導入に反対していた。