韓国・釜山市で2日夜にあった「第15回釜山花火祭り」で打ち上げられた花火が、約50キロ離れた対馬市上対馬町鰐浦の韓国展望台でも見ることができた。アマチュアカメラマンらが集まり、国境の海を彩る花火を写真に収めた。
釜山市などによると、祭りは2005年に釜山で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)を記念し初開催。韓国最大級の花火大会とされ、今年は約8万発が上がった。
この日は大気の状態も良く、展望台からは釜山の夜景も肉眼ではっきりと確認できた。集まった約30人は午後8時から約1時間、対馬海峡の海鳴りとともに花火の光と音を楽しみながら、シャッターを切っていた。
対馬市厳原町樫根から写真撮影に訪れた柳田政則さん(71)は「異国の花火を見ることができるのは、おそらく日本で対馬だけ」と話した。
韓国・釜山の花火はっきり 対馬、国境の海彩る
長崎新聞 2019/11/04 [16:00] 公開