環境への配慮を進めようと長崎県大村市玖島1丁目のボートレース大村が今年、大規模な太陽光発電設備を導入した。施設全体で1172枚の太陽光パネルを設置し、一般家庭約120世帯分の電力を賄う。全国24ボートレース場で初めての取り組みという。
ボートレース業界が進めるカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)化の一環。総工費は8億4300万円で、このうちBOATRACE振興会(東京)が約2億円を助成した。2023年10月に工事を始め、今年1月に完成した。
パネルを設置したのはスタンド棟、駐車場、艇庫など。両面発電パネルを採用し、地上からの反射光でも発電できる。年間発電量は51万キロワット時と見込まれ、ナイター照明に使用する電力量の約3分の1に相当する。
スタンド棟と選手宿舎には蓄電池を配置。災害時、避難所として開放した際に電力を供給する。供給量を示す場内サイネージや、電気自動車(EV)の急速充電設備も導入した。
完成記念式典が12日、ボートレース大村であり、関係者がテープカットで祝った。園田裕史市長は「市でも『ゼロカーボンシティ』に取り組んでおり、設備は大きな役割を担う」とあいさつした。
市ボートレース企業局の馬場宏幸局長は取材に「脱炭素の取り組みを進め、災害時にも市民の皆さまに安心して活用してもらえるよう、社会的責任を果たしていきたい」と話した。
ボートレース業界が進めるカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)化の一環。総工費は8億4300万円で、このうちBOATRACE振興会(東京)が約2億円を助成した。2023年10月に工事を始め、今年1月に完成した。
パネルを設置したのはスタンド棟、駐車場、艇庫など。両面発電パネルを採用し、地上からの反射光でも発電できる。年間発電量は51万キロワット時と見込まれ、ナイター照明に使用する電力量の約3分の1に相当する。
スタンド棟と選手宿舎には蓄電池を配置。災害時、避難所として開放した際に電力を供給する。供給量を示す場内サイネージや、電気自動車(EV)の急速充電設備も導入した。
完成記念式典が12日、ボートレース大村であり、関係者がテープカットで祝った。園田裕史市長は「市でも『ゼロカーボンシティ』に取り組んでおり、設備は大きな役割を担う」とあいさつした。
市ボートレース企業局の馬場宏幸局長は取材に「脱炭素の取り組みを進め、災害時にも市民の皆さまに安心して活用してもらえるよう、社会的責任を果たしていきたい」と話した。