「自分の攻めできなかった」柔道女子・田端(長崎明誠)が5位 北部九州総体

2024/08/15 [09:47] 公開

【柔道女子個人78キロ級準々決勝】田端(長崎明誠、右)が果敢に攻める=大分市、レゾナック武道スポーツセンター

【柔道女子個人78キロ級準々決勝】田端(長崎明誠、右)が果敢に攻める=大分市、レゾナック武道スポーツセンター

大きい写真を見る
全国高校総合体育大会(インターハイ=北部九州総体)は14日、各地で2競技が行われ、長崎県勢は柔道女子個人78キロ級の田端日茉理(長崎明誠)が3月の全国選手権に続いて5位入賞を果たした。セーリーング女子420級の長崎工A艇は第3レースを終えて4位、B艇が19位。ILCA6級の久松希樹(長崎北陽台)は第2レース終了時点で18位につけている。

◎支えてくれた人に恩返しできずに申し訳ない
 柔道女子個人78キロ級の田端(長崎明誠)は準々決勝で惜敗。春の全国選手権と同じ5位で大会を終えて「課題の組み手が克服できず、自分の攻めができなかった。支えてくれた人に恩返しできずに申し訳ない」と自らを責めた。
 12日の団体戦は初戦の2回戦で4強入りした桐蔭学園(神奈川)に敗れたが「力の差は感じなかった。切り替えて個人で日本一を」と強い気持ちで臨んだ。その思い通りに初戦は大腰で技ありを奪って勝ち上がると、3回戦は圧倒的に攻めて相手の指導三つで反則勝ち。だが、準々決勝は思うような組み手をさせてもらえず、1分20秒過ぎに技ありを奪われた。
 13日にチームメートで48キロ級の近藤が日本一になった。その「流れに乗っていく」と挑んだが、目標は達成できなかった。次の舞台は24日の国スポ九州ブロック大会。責任感の強い3年生は「しっかり勝ちきって長崎のために貢献する」と再起を誓っていた。