今年の漢字

2024/12/13 [10:00] 公開

大谷翔平選手の「フィフティ・フィフティ」に五輪の激闘と感動。イシバさんの自民党総裁選って確か“5度目の正直”だったはず…ひそかな自信作だったが、「五」はあえなく選外に沈んだ。「今年の漢字」は思い思いの予想も楽しい▲衆院選で過半数「割」れに追い込まれ「少」数与党で国会に臨む石破茂首相。論戦で短気を起こすわけにはいかない。心境にぴったりくるのは「忍」か「耐」か-と想像していたら、選んだ文字は「謙」だった▲今年の長崎、大きなトピックはピカピカの新スタジアム「開」業。新しい「器」で歓喜のJ1昇格を-と願ったが、V・ファーレン長崎の2024年は「悔」「惜」に終わった。来季こそ▲さて全国版-。京都・清水寺の“正解発表”は「金」。皆さんの予想は当たりましたか。五輪イヤーの定番には「またか」の感想もありそうだが、メダルラッシュの向こうにはアスリートのたゆまぬ努力がある。パリではお家芸以外の競技でも朗報が続いた▲夏にはお札の肖像が変わった。「103万円の壁」をはじめ、おカネ絡みのニュースが年末まで尽きない。政界の裏金や、高額の報酬で若者を犯罪に誘った闇バイトが選出に一役買っているのはつくづく嘆かわしい▲最後はお約束の質問。皆さんのパーソナルな1文字は。(智)