「自覚と能力向上を」 水陸機動団65人修了式 発足後初

2019/09/23 [00:04] 公開

修了証2書を受け取る陸自水陸機動団の新隊員(左)=相浦駐屯地

修了証2書を受け取る陸自水陸機動団の新隊員(左)=相浦駐屯地

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 長崎県佐世保市大潟町の陸上自衛隊相浦駐屯地で22日、水陸機動団の発足後初めて受け入れた新隊員65人の修了式があった。
 一般陸曹候補生課程が55人、特技課程は10人。18~30歳の男性で、北海道や沖縄など全国から集まった。4月に入隊し、自衛官としての基礎的な訓練を積んだ後、水陸機動団に7月8日付で配属。今月22日までの約3カ月間、射撃や行進訓練に励んできた。今後、二つの水陸機動連隊に配置される。
 式には家族ら約110人が出席。藤井義勝・第2水陸機動連隊長は「世界に冠たる水陸両用作戦部隊の一員である自覚と、自衛官としての任務遂行能力の向上が、水陸機動団の精強化、ひいてはわが国の防衛力に直結することを肝に銘じてほしい」と述べた。
 一般陸曹候補生の波田地俊哉さん(22)=島根出身=は「きつい訓練もあったが、同期と助け合いながらやり遂げた。水陸機動団の一員として恥ずかしくないように頑張りたい」と話した。