島原のおむすびカフェの「火山弁当」 九州駅弁グランプリで特別審査員賞、地産地消がコンセプト

長崎新聞 2025/03/04 [12:15] 公開

特別審査員賞の「火山弁当」(上)、準グランプリの「特製ふたつ星弁当」(下)、優秀賞の「坂本屋 角煮めし」(右)

特別審査員賞の「火山弁当」(上)、準グランプリの「特製ふたつ星弁当」(下)、優秀賞の「坂本屋 角煮めし」(右)

  • 特別審査員賞の「火山弁当」(上)、準グランプリの「特製ふたつ星弁当」(下)、優秀賞の「坂本屋 角煮めし」(右)
  • 「火山弁当」が特別審査員賞に選ばれ、表彰状を手にする悠久会の永代理事長(右)=福岡市、JR九州本社
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JR九州は3日、「第15回九州駅弁グランプリ」の結果発表と表彰式を福岡市で開き、社会福祉法人悠久会(島原市)が運営するおむすびカフェ「島原むすびす」の「火山弁当」が特別審査員賞に選ばれた。グランプリには、「百年の旅物語 かれい川」(鹿児島県の嘉例川駅)が輝いた。
 「火山弁当」は地産地消をコンセプトとし、火山活動がもたらした豊かな土壌で育った島原半島の食材を使用。島原鉄道島原駅裏にある島原むすびすで販売。悠久会の永代秀顕理事長は「島原半島の魅力あふれる食材を発掘し、常にブラッシュアップしていきたい」と話した。
 長崎県関係では他に、武雄温泉-長崎を走る観光列車「ふたつ星4047」車内限定で、事前予約制の「特製ふたつ星弁当」が準グランプリに、坂本屋の「坂本屋 角煮めし」(長崎駅)が優秀賞に選ばれた。
 今回のグランプリは、九州各県の駅や観光列車内などで販売されている48点がエントリーした。購入者の投票で上位10点が決勝大会に進出。鉄道フォトジャーナリストや料理研究家ら特別審査員5人の点数を加え、グランプリ1点、準グランプリ2点、特別審査員賞2点、優秀賞5点を決定した。