「強い農林水産業へ全力」 加藤寛治氏が農林水産副大臣に就任

2019/09/14 [14:16] 公開

農林水産副大臣に就任し初登庁する加藤氏(左)=農林水産省

農林水産副大臣に就任し初登庁する加藤氏(左)=農林水産省

大きい写真を見る

 第4次安倍再改造内閣の発足に伴い、長崎2区選出の自民党衆院議員、加藤寛治氏(73)=3期目=が13日、農林水産副大臣に就任した。初登庁し「身の引き締まる思い。強い農林水産業と、美しく活力ある農山漁村の実現に向けて全力で取り組む」と抱負を述べた。
 加藤氏は農林水産政務官を務めた経験があり、同省の政務三役になるのは2度目。初登庁には事務方トップの末松広行事務次官らが出迎え、早速幹部職員と打ち合わせをした。
 同省が所管する国営諫早湾干拓事業の開門調査問題では、2012年の初当選時から一貫して開門反対の立場。開門に反対する諫早湾防災干拓事業推進連絡本部の栗林英雄本部長は就任に「開門に反対する強力な協力者。大変心強い」と声を弾ませた。
 一方、開門派の堀良一弁護団事務局長は「安倍内閣では絶対に開けさせないという開門反対シフトの人事」と話した。