「くもう珠算会」児童5人 長崎県勢初の団体競技優勝 全九州珠算選手権

2019/08/29 [00:04] 公開

団体競技の小学生部門で優勝したメンバーら=熊本市中央区手取本町、くまもと県民交流館パレア(くもう珠算会提供)

団体競技の小学生部門で優勝したメンバーら=熊本市中央区手取本町、くまもと県民交流館パレア(くもう珠算会提供)

大きい写真を見る

 18日に熊本市であった第71回全九州珠算選手権大会(日本珠算連盟全九州連合会主催)で、長崎市のそろばん教室「くもう珠算会」に通う小学生5人が団体競技の小学生部門で優勝した。同部門で長崎県勢が優勝するのは初めて。
 大会は九州各県の持ち回りで毎年開催。小学生と中学生、高校・一般の3部門があり、掛け算や割り算など4種目の合計点数で競う個人総合と、チーム内の上位3人の総得点で競う団体など4競技を実施した。今回は九州6県の211人(うち長崎県16人)が参加。団体の小学生部門には11団体が出場した。
 優勝したのは、いずれも6年生で土井首小の田崎響真(きょうま)君(11)と吉田姫愛空(きあら)さん(12)、香焼小の萩尾咲友叶(さゆき)さん(12)と山下愛梨さん(12)、日見小の浜地那月さん(11)。全員が初出場だった。練習では計算のスピードや正確さを強化。5人はくもう珠算会の別々の教室に在籍しているため、本番前に合同練習を開催し、チームワークも磨いた。
 個人総合でも2位に入った浜地さんは「本番は緊張したが、優勝できて本当にうれしい。今まで頑張って練習してきて良かった」と喜んでいた。

 ■ほかの長崎県関係の主な成績は次の通り。(敬称略)

 【読み上げ暗算・小学生部門】3位=坂本大河(鷹島小3年)坂本ひかり(同6年)
 【読み上げ算・中学高校一般部門】2位=小野田歩乃果(鷹島中2年)