長崎県出身の戦没者を悼む「戦没者追悼集会」が15日、長崎市城栄町の県護国神社であり、参列者は戦争のない平和な時代を守っていくことを誓った。
「英霊にこたえる会県本部」と「日本会議長崎」(いずれも理事長・池田剛康諏訪神社宮司)が、英霊を顕彰し、首相の靖国神社参拝などを求めて毎年開いている。参列した約60人は、玉音放送の録音や県出身戦没者の遺書の朗読に耳を傾け、政府主催の全国戦没者追悼式のテレビ中継に合わせて黙とうした。
父がビスマルク諸島で戦死したという市内の女性(82)は「若い人たちが平和な時代をつなぎ、戦争がないようにしてほしい」と望んだ。戦没者遺書を読み上げた長崎大教育学部4年の横枕大輝さん(22)は「平和を願いながら亡くなった方の思いに応えていかなければと思った」と語った。
戦争ない時代 つなぐ 長崎県護国神社で戦没者追悼集会
2019/08/16 [10:29] 公開