決勝はピーススタジアム! 今秋の高校サッカー選手権長崎県大会 V長崎の本拠地、関係者も歓迎

長崎新聞 2025/03/04 [11:30] 公開

2月に開かれた「長崎スタジアムシティメモリアルカップ」で熱戦を繰り広げた高校生たち=ピーススタジアム

2月に開かれた「長崎スタジアムシティメモリアルカップ」で熱戦を繰り広げた高校生たち=ピーススタジアム

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長崎県サッカー協会(殿村育生会長)は2日、今年11月上旬の第104回全国高校サッカー選手権県大会の決勝を、V・ファーレン長崎の本拠地ピーススタジアム(ピースタ、長崎市)で開催すると決めた。同市内で開いた通常理事会で新年度の事業計画案を承認した。
 昨秋の第103回大会までは準決勝、決勝をトランスコスモススタジアム長崎(トラスタ、諫早市)で実施していた。第104回大会も準決勝はトラスタで開き、決勝はピースタに舞台を移して県高校ナンバーワンを決める。6月の県高総体決勝は従来通り、トラスタで行われる予定。
 長崎スタジアムシティを運営するリージョナルクリエーション長崎(岩下英樹社長)は、施設の中核となるピースタを県内サッカーの「聖地」にしたい意向がある。先月1日には「長崎スタジアムシティメモリアルカップ」を開き、V長崎U-18と長崎総合科学大付高が県内の高校年代としては初めてピースタで真剣勝負を繰り広げた。
 昨年10月に開業したピースタはピッチと観客席の距離が近い国内最高レベルのサッカー専用スタジアム。民間施設のため、県営施設のトラスタより使用料が高額だが、長崎市などの支援を受けて開催するめどが立った。県協会は第105回大会以降も継続して使用したい考えだ。
 全国高校選手権に24度出場している国見高の木藤健太監督は「国立を目指しているが、長崎ではピースタが足を踏み入れられない場所、憧れの地になっている。選手たちはあのピッチでやりたいし、指導者としてはやらせてあげたい。できればいいなと思っていたが、実現してすごい」と歓迎していた。