福岡市天神地区の12商業施設と、国内のスマートフォン(スマホ)決済事業者8社が一体となって「キャッシュレス」に取り組むことになった。今年の秋をめどに各施設の計約1600店舗で「QRコード」を使ったスマホ決済ができる環境整備を進める。
「キャッシュレスシティ天神プロジェクト」と銘打ち、大丸福岡天神店、ソラリアプラザ、福岡パルコ、天神地下街などが参加。NTTドコモの「d払い」、無料通信アプリLINE(ライン)子会社の「LINE Pay(ラインペイ)」、福岡銀行の「よかペイ」などが対応する。一つの地域内にある複数の商業施設が共同でキャッシュレスを推進するのは珍しいという。
今後、天神地区にスマホ決済の利用方法を説明する案内所の設置、キャッシュバックのキャンペーンなどを予定している。