日中韓の学生ら　音楽で国際交流　長崎でコンサート

日中韓の学生や大学教授、長崎県内の若手演奏家らが音楽を奏でる「東アジア・ユース・アンサンブル」が１０日、長崎市出島町の県美術館であり、息の合った演奏に来場した約１３０人が聴き入った。
　県が２０１６年度から実施する音楽交流事業「東アジア・ミュージック・フェスティバル」の一環で、同美術館などが主催。中国の上海師範大音楽学院、韓国の昌原大学校芸術大、長崎大教育学部から計約１０人が参加した。
　ロッシーニの「約束」やカーペンターズの「青春の輝き」など計７曲をピアノやチェロなどで披露。優雅な音色や美声で会場を包み、来場者は１曲ごとに大きな拍手を送った。
　ビオラで参加した韓国の昌原大学校大学院１年のパク・キョンミさん（２４）は「今回初めて海外で演奏できて良かった」と笑顔。来場した長崎市の村山彩香さん（３７）は「音の迫力があって、素晴らしい演奏だった」と満足げに話した。