週明け21日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=140円台後半と、昨年9月中旬以来、約7カ月ぶりの円高水準を付けた。日本が米政権から円安ドル高の是正を求められるとの警戒感が広がり、円買いドル売りの動きが優勢だった。
午後5時現在は前週末比1円84銭円高ドル安の1ドル=140円55~57銭。ユーロは51銭円安ユーロ高の1ユーロ=162円41~45銭。
今週中に開催が調整されている加藤勝信財務相とベセント米財務長官の会談で為替協議が行われるとの見方が強まった。東京株式市場で日経平均株価が下落したことも、比較的安全とされる円を買ってドルを売る材料となった。