環境省は15日、家庭ごみとして出される充電式リチウムイオン電池を分別回収するよう求める通知を、市区町村に出した。充電池が原因の出火が、ごみ処理施設や収集車で多く発生しているため。4分の1の自治体は人手不足などを理由に、回収業務をしておらず、同省は適正な方法を示して体制整備を促す。
2023年度には、全国でリチウムイオン電池が原因とみられる出火や発煙が2万1751件あり、過去最多となった。衝撃で発火しやすいのに、他の家庭ごみと一緒に捨てられたことが原因。
浅尾慶一郎環境相は記者会見で「分別回収を徹底する必要がある」と強調した。