動物や植物をモチーフにした陶芸作品を作る長崎県東彼波佐見町立東小4年の長瀬海さん(9)。7月の「第23回全国こども陶芸展inかさま」(茨城県)に、北欧神話に登場する巨大な樹木をモチーフにした「世界樹ユグドラシル」を出品。小学校高学年の部の最高賞にあたる文部科学大臣賞に輝いた。「陶芸は好きなものを形にできる。楽しい」と語る。
山形市在住の祖父と、父の渉さん(46)の背中を見て陶芸を始めた。渉さんは21年前、波佐見町に移住し、陶郷・中尾山にある工房兼ギャラリー「ながせ陶房」を営む。海さんは3歳ごろから陶土で粘土遊びを楽しみ、完成した動物のミニチュアや器は焼成して、自らの遊び道具にしたり、中尾山の窯元開放「桜陶祭」で販売したりした。
受賞作はミニチュアたちの「おうち」として「遊んだり、飾ったり」するために作った。手びねりや、ひもづくりなどの技法を駆使し、窓やはしご付きの動物たちの秘密基地(高さ43センチ、幅37センチ、奥行き35センチ)を仕上げた。中には、ろうそくも入るスペースがあり、間接照明にもなる。ファンタジー小説が好きな海さんは「完成後にタイトルを考えた」と振り返り、審査では「煙突や水飲み場など、細部まで細かく作り込まれ見事」と評価された。
昨年、初出品した「ティラノサウルスレックス」は小学校低学年の部の2位にあたる茨城県知事賞を受賞。興味は陶芸にとどまらず、裁縫や釣り、楽器にも広がり、渉さんは「将来を絞らせたくない。一生懸命打ち込むことに対して結果はついてくる」と見守る。
次は展示会の最高賞「内閣総理大臣賞」を目指す。夏休みには渉さんのアドバイスを受け「ろくろ成形」に打ち込んだ。「かっこいい作品が作りたい」とほほ笑む。「ものづくりが好きなので続けていきたい」と夢を語った。
山形市在住の祖父と、父の渉さん(46)の背中を見て陶芸を始めた。渉さんは21年前、波佐見町に移住し、陶郷・中尾山にある工房兼ギャラリー「ながせ陶房」を営む。海さんは3歳ごろから陶土で粘土遊びを楽しみ、完成した動物のミニチュアや器は焼成して、自らの遊び道具にしたり、中尾山の窯元開放「桜陶祭」で販売したりした。
受賞作はミニチュアたちの「おうち」として「遊んだり、飾ったり」するために作った。手びねりや、ひもづくりなどの技法を駆使し、窓やはしご付きの動物たちの秘密基地(高さ43センチ、幅37センチ、奥行き35センチ)を仕上げた。中には、ろうそくも入るスペースがあり、間接照明にもなる。ファンタジー小説が好きな海さんは「完成後にタイトルを考えた」と振り返り、審査では「煙突や水飲み場など、細部まで細かく作り込まれ見事」と評価された。
昨年、初出品した「ティラノサウルスレックス」は小学校低学年の部の2位にあたる茨城県知事賞を受賞。興味は陶芸にとどまらず、裁縫や釣り、楽器にも広がり、渉さんは「将来を絞らせたくない。一生懸命打ち込むことに対して結果はついてくる」と見守る。
次は展示会の最高賞「内閣総理大臣賞」を目指す。夏休みには渉さんのアドバイスを受け「ろくろ成形」に打ち込んだ。「かっこいい作品が作りたい」とほほ笑む。「ものづくりが好きなので続けていきたい」と夢を語った。