長崎のホテルで食中毒、3日間営業停止 ノロウイルスが検出

2024/12/23 [11:50] 公開

長崎市は21日、長崎市風頭町のホテル「矢太樓」南館を利用した10~70代の計9人が食中毒とみられる症状を訴え、うち5人の便からノロウイルスを検出したとして、食品衛生法に基づき、ホテルを同日から3日間の営業停止処分とした。
 市によると、13日午後6時半ごろから1団体25人がホテルで会食した。刺し身や揚げ物などを食べ、このうち9人が下痢や嘔吐(おうと)、発熱などを15日に発症。7人が医療機関を受診した。いずれも回復に向かっているという。
 症状があった全員に共通する食事はこのホテルだけで、ホテルの調理従業者の便からもノロウイルスが検出されたため、食中毒の原因と断定した。