長崎市立中の生徒代表が“議員”となり、いじめ対策やまちづくりのアイデアを話し合う「中学生議会」が19、20両日に開かれた。20日は市議会議場で本会議があり、学期ごとに「いじめを考える週間」を設けるなど各校で取り組む対策案を可決。10月開業の長崎スタジアムシティ(幸町)で中学生が折り鶴アートを飾ったりイベントを開いたりする案も可決し、鈴木史朗市長に提案した。
今回の議題は▽いじめゼロ実現に向けて各校で共通実践すること▽スタジアムシティを生かして魅力的な長崎にするためのアイデア-の2点。36校の代表生徒が校区ごとに東・西・南・北4委員会に分かれ、19日から提案内容を議論した。
本会議では各委員会から提案した後、質疑応答を通じて議論を深めた。今後1年間のいじめ対策として2案を可決。「いじめを考える週間」にはミニゲームを通じて生徒交流を活発にする。さらに生徒有志の「みんなの笑顔をつくり隊」を結成し、先生に相談しづらい問題などを生徒同士で解決する仕組みをつくる。
一方まちづくりでは、中学生が作った折り鶴をつないでスタジアムシティに飾る案など、複数案を可決。市内の自動販売機やマンホールなどを長崎らしいデザインに変えてQRコードを取り付け、それらを読み取りながら巡ると、スタジアムシティの商品券がもらえる「デジタルスタンプラリー」の提案もあった。
2人が議長を務め、三川中3年の田中愛莉さん(14)は「長崎の今と今後の課題に向き合い、改善のために主体的に考えることができた」、三和中3年の尾上秀音(ひでと)さん(15)は「真剣に話す中でもっと長崎に興味が湧き、好きになった」とそれぞれ振り返った。
中学生議会は議会や政治への関心を高めてもらおうと、市教委が2016年度から実施している。
今回の議題は▽いじめゼロ実現に向けて各校で共通実践すること▽スタジアムシティを生かして魅力的な長崎にするためのアイデア-の2点。36校の代表生徒が校区ごとに東・西・南・北4委員会に分かれ、19日から提案内容を議論した。
本会議では各委員会から提案した後、質疑応答を通じて議論を深めた。今後1年間のいじめ対策として2案を可決。「いじめを考える週間」にはミニゲームを通じて生徒交流を活発にする。さらに生徒有志の「みんなの笑顔をつくり隊」を結成し、先生に相談しづらい問題などを生徒同士で解決する仕組みをつくる。
一方まちづくりでは、中学生が作った折り鶴をつないでスタジアムシティに飾る案など、複数案を可決。市内の自動販売機やマンホールなどを長崎らしいデザインに変えてQRコードを取り付け、それらを読み取りながら巡ると、スタジアムシティの商品券がもらえる「デジタルスタンプラリー」の提案もあった。
2人が議長を務め、三川中3年の田中愛莉さん(14)は「長崎の今と今後の課題に向き合い、改善のために主体的に考えることができた」、三和中3年の尾上秀音(ひでと)さん(15)は「真剣に話す中でもっと長崎に興味が湧き、好きになった」とそれぞれ振り返った。
中学生議会は議会や政治への関心を高めてもらおうと、市教委が2016年度から実施している。