試用中の政府職員、解雇差し止め 米、連邦地裁が仮処分

共同通信 2025/02/28 [13:58] 公開

米人事管理局(OPM)のオフィスのロゴ=ワシントン(ロイター=共同)

米人事管理局(OPM)のオフィスのロゴ=ワシントン(ロイター=共同)

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 【ワシントン共同】米西部サンフランシスコの連邦地裁は27日、トランプ政権による試用期間中の連邦政府職員の解雇は違法の可能性が高いとして、差し止めを命じる仮処分を出した。米メディアが報じた。

 人事管理局(OPM)が14日付の文書で「業務上不可欠ではない試用期間中の職員の解雇」を各政府機関に指示した。

 これに対し、地裁は仮処分で「OPMは他機関の職員の解雇を巡る権限を有していない」と指摘した。試用期間中の職員は約20万人に上り、多くは勤務歴が1年未満。既に多数が解雇されたが、地裁には現時点で復職を命じる権限はないとした。