任期満了に伴う西海市長選と欠員に伴う県議補選同市区(被選挙数1)、同市議選(定数16)は20日、投開票され、市長選は無所属新人で元県議の瀬川光之氏(63)=自民、公明推薦=が初当選を果たした。8年ぶりに新しいリーダーが誕生する。いずれも無所属新人で司法書士の武宮雄志氏(42)と、元市議の田﨑耕太氏(42)は及ばなかった。県議補選は無所属新人で元市議の田川正毅氏(65)=自民推薦=が初当選した。市議選は16人の当選者が決まった。
瀬川氏は県議6期22年で培った実績と経験を基に、県との協議力や国との交渉力など「即戦力」をアピール。人口減少対策を軸に、「もうかる」農林水産業の確立などを掲げ、各種団体や自民、公明両党の推薦を受けて安定した組織戦を展開。新人同士による三つどもえを制した。
歴代3市長が応援した武宮氏は、子育て世代や高齢者への生活支援を重点政策に置き「世代交代」を訴えた。終盤に国会議員が応援に駆けつけたが、あと一歩、届かなかった。
元市議の田﨑氏は3人の中で最も早く立候補を表明。組織に頼らず、地道に地域を回って街頭に立った。市政を刷新して漂う閉塞(へいそく)感の打破をと唱えたが、支持が広がらなかった。
県議補選は、市長選に立候補した瀬川氏の県議辞職に伴い、同市区(定数1)に欠員が生じていた。市議を4期務めた田川氏が知名度を生かし、同市の経営コンサルタント会社社長、川口豪紀氏(50)との一騎打ちを制した。
定数が18から16に減った市議選は18人(現職10、新人8)が立候補。現職8人、新人8人が当選し、政党別内訳は自民、公明、共産が各1人、無所属が13人。
市長・市議選の当日有権者数は2万504人(男9966、女1万538)。投票率は市長選が72・32%(前回比1・34ポイント減)、市議選は72・29%(同1・36ポイント減)で、いずれも過去最低を更新した=市選管調べ=。
県議補選の当日有権者数は2万731人(男1万88、女1万643)。投票率は71・56%だった=県選管調べ=。
瀬川氏は県議6期22年で培った実績と経験を基に、県との協議力や国との交渉力など「即戦力」をアピール。人口減少対策を軸に、「もうかる」農林水産業の確立などを掲げ、各種団体や自民、公明両党の推薦を受けて安定した組織戦を展開。新人同士による三つどもえを制した。
歴代3市長が応援した武宮氏は、子育て世代や高齢者への生活支援を重点政策に置き「世代交代」を訴えた。終盤に国会議員が応援に駆けつけたが、あと一歩、届かなかった。
元市議の田﨑氏は3人の中で最も早く立候補を表明。組織に頼らず、地道に地域を回って街頭に立った。市政を刷新して漂う閉塞(へいそく)感の打破をと唱えたが、支持が広がらなかった。
県議補選は、市長選に立候補した瀬川氏の県議辞職に伴い、同市区(定数1)に欠員が生じていた。市議を4期務めた田川氏が知名度を生かし、同市の経営コンサルタント会社社長、川口豪紀氏(50)との一騎打ちを制した。
定数が18から16に減った市議選は18人(現職10、新人8)が立候補。現職8人、新人8人が当選し、政党別内訳は自民、公明、共産が各1人、無所属が13人。
市長・市議選の当日有権者数は2万504人(男9966、女1万538)。投票率は市長選が72・32%(前回比1・34ポイント減)、市議選は72・29%(同1・36ポイント減)で、いずれも過去最低を更新した=市選管調べ=。
県議補選の当日有権者数は2万731人(男1万88、女1万643)。投票率は71・56%だった=県選管調べ=。