定数33を44人で争った佐世保市議選は、自民現職の市岡博道さんが混戦を抜けだし、戦後最多の10選を果たした。
市岡さんは市議だった父の後を継ぎ、1983年に初当選。市制施行後初めて議長を3回務めるなど重鎮といえる存在になった。
しかし今回はこれまで以上の危機感を抱いて臨んだ。ベテランの引退が相次ぎ、新人は前回よりも7人多い17人が参戦。「10回目だからこそ怖い」と、選挙戦前から地盤の市中心部で自治会の集まりなどを積極的に訪問。個人演説会ではJR佐世保駅周辺の開発など、9期36年で成し遂げた町づくりの実績を強調して支持を訴えた。
潮見町の選挙事務所に朗報が届くと、支持者らと握手を交わし「皆さんのおかげ。佐世保の課題に先頭に立ってチャレンジをして、早く結果を出したい」と誓った。
佐世保市議選 市岡さん 戦後最多10選
長崎新聞 2019/04/22 [11:43] 公開