長崎市昭和3丁目の道路脇に、無造作に鎖が打ち込まれた高さ10メートルほどの岩山がある。鎖を手に急斜面を登ってみると、そこには小さな祠(ほこら)が-。
地元自治会の郷土誌には「稲積権現 建立は元禄年間」とだけ記されている。近くに住む70代の男性も「『いなずみさん』が何の神様を祭っているのか、なぜここにあるのか、今は誰にも分からん」。
「昔、道路を造るために岩山を崩そうとしたけど、どうやっても崩せなかったらしい」と別の住民。昔も今も、不思議なパワーが秘められているのか-。謎は深まるばかり。
長崎新聞 2019/04/21 [09:57] 公開
長崎市昭和3丁目の道路脇に、無造作に鎖が打ち込まれた高さ10メートルほどの岩山がある。鎖を手に急斜面を登ってみると、そこには小さな祠(ほこら)が-。
地元自治会の郷土誌には「稲積権現 建立は元禄年間」とだけ記されている。近くに住む70代の男性も「『いなずみさん』が何の神様を祭っているのか、なぜここにあるのか、今は誰にも分からん」。
「昔、道路を造るために岩山を崩そうとしたけど、どうやっても崩せなかったらしい」と別の住民。昔も今も、不思議なパワーが秘められているのか-。謎は深まるばかり。