ノーベル文学賞を2017年に受賞した長崎市出身の英国人作家、カズオ・イシグロ氏について、同市民会館はイシグロ氏のメッセージや作品などを紹介するコーナーを同館2階ロビーに設置した。イシグロ氏の来崎まで展示を続けるという。
イシグロ氏は昨年11月、同館が開いたイシグロ作品の魅力を伝えるイベントに、「近いうちに長崎を訪問することを心待ちにしている」などとした市民へのメッセージを市を通して寄せた。同館は市民とイシグロ氏をつなげる場にしたいと、今年1月にコーナーを開設した。
コーナーにはこのメッセージのほか、昨年7月に県と市がロンドンで開いた名誉県民、名誉市民称号の授与式の写真などを展示。来館者がイシグロ氏に宛ててメッセージを書くことができ、同館は集まったメッセージをイシグロ氏に送る予定。
井手達夫館長(71)は「いろんな切り口でイシグロさんの魅力を発信し、今後もコーナーを充実させたい」と話した。5月には同館で、イシグロ氏の魅力を発信するイベントを計画している。
イシグロ氏のメッセージや作品など展示 市民会館
2019/03/26 [00:17] 公開