高校生平和大使が昨年に続き今年もノーベル平和賞候補に推薦されたことを受け、ノーベル賞委員会などがあるノルウェー・オスロで活動をPRした活水高(長崎市)の生徒2人が17日、同市内で帰国報告し、平和大使のさらなる認知度向上へ期待を語った。
2人は3年の中村涼香(すずか)さん(18)と1年の山口雪乃(ゆきの)さん(16)。広島の高校生1人と一緒に2~8日の日程で渡欧。核兵器廃絶を目指し国連機関に毎年、署名を届けている平和大使の活動を紹介する本をノーベル賞委員会に届けるなどした。
2年連続でノルウェー入りした中村さんは、同国外務省やオスロ市長への訪問も振り返り「平和大使の活動が少しずつ認知されてきた」としてPRの継続と認知度向上に期待した。山口さんは現地の高校生との交流を報告し「多くの人が被爆の実相を知らなかったが、平和大使の活動に関心を持ってくれた」と語った。
帰国報告には高校生1万人署名活動実行委員会のメンバーら約20人が参加した。
高校生平和大使 ノルウェーで活動PR 中村さん、山口さん 帰国報告
2019/03/18 [09:33] 公開